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お知らせ

2023/03/14 14:14

こんにちは、エンジンオイルマスターです!


車のエンジンオイル交換が重要であることはご存じの方も多いかと思いますが、
実際のところ「なぜ交換しなければいけないのか」「交換するタイミングはいつが良いのか」
「どのオイルを選んだら良いのか」などなど、疑問をお持ちのお客様もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、「エンジンオイルの交換」についてお話させていただければと思います!


■「エンジンオイルの役割」

エンジンオイルは、自動車のエンジン内部で非常に重要な役割を果たしています。
主な役割を以下にご説明いたします。

1.【潤滑】
 エンジン内部の動く部品を潤滑し、部品同士の摩擦を減らします。
 これにより、エンジン内部での部品の摩耗や熱の発生が軽減され、エンジンの寿命を延ばすことができます。

2.【冷却】
 エンジン内部の熱を吸収し、熱を分散させることで冷却します。
 これにより、エンジン内の温度を適切な範囲に保つことができます。

3.【シール】
 ピストンやシリンダーなどの部品同士の隙間を埋めることで、気密性を確保します。
 これにより、燃焼ガスやエンジンオイルの漏れを防ぎ、エンジンの正常な動作を維持することができます。

4.【清浄】
 エンジンオイルには、エンジン内部をクリーンな状態に保つ役割もあります。
 エンジン内部で発生する汚れやカーボン(スラッジ)などを吸着して取り除く働きがあります。

5.【防錆(ぼうせい)】
 エンジンの各パーツは、ガソリンが燃焼することで高温となり、急激な温度変化が生じることでサビが発生しやすくなります。
 エンジンオイルは、各パーツの表面をコーティングすることでサビを抑制する効果があります。


■「オイル交換しないとどうなるの?」


エンジンオイルが重要な役割を果たしていることはお分かり頂けたかと思いますが、
長い間交換せずに使い続けるとどうなるかご説明いたします。

エンジン内部では、ガソリンを燃焼させてピストンが上下運動を繰り返しており、
シリンダーブロックとピストンが摩擦を起こすことで、徐々に汚れが蓄積されて劣化していきます。
また、粘度も徐々に落ちていくため「潤滑」や「シール」の役目を果たせなくなってしまいます。
さらに、「水分の混入」「酸化」なども発生し、本来の性能を発揮できなくなります。
その結果、「異音」や「振動」が発生したり、エンジン内部の部品が焼き付いてしまい、
最悪の場合は車両火災に至るケースもあります。


■「オイル交換の適切なタイミングは?」


オイル交換の重要性はご理解いただけましたでしょうか。
では、いつ交換するのがよいのか、一般的な目安についてご紹介いたします。

1.【メーカー推奨の交換時期】
 お車の取扱説明書などを確認し、メーカーが推奨するオイル交換の距離や時期を確認しましょう。
 また、メーカー保証等にも影響する場合があるため注意が必要です。

2.【オイルの色や質感を確認する】
 オイルの色が黒っぽく変化していたり、汚れが混じっていたり、質感が変わっていたりする場合は、交換のタイミングかもしれません。
 オイルの汚れはエンジンを劣化させる原因になるため、適切なタイミングで交換する必要があります。

3.【走行距離や使用期間を確認する】
 普通車であれば、「10,000km~15,000km程度」もしくは「1年に1回程度」を目安にオイル交換が必要とされますが、
 一部の高性能車やドライブ状況によっては、「5,000km~7,500km程度」もしくは「6ヶ月に1回程度」での交換を
 推奨される場合もあります。

4.【車の使用状況を考慮する】
 車の使用状況によっては、メーカーが推奨する交換時期よりも早く交換する必要があります。
 例えば、長距離ドライブや過酷な環境での使用(=シビアコンディション)、高速道路や山道での走行などは、
 通常よりも早いタイミングでのオイル交換が必要な場合もあります。


■「どのエンジンオイルを選べば良いの?」


エンジンオイルには「粘度」や「グレード(規格)」が存在し、
使用するお車によって適合するタイプが異なります。

まず、主な「グレード(規格)」をご紹介いたします。

1.【API規格】
アメリカ石油協会(API)によって設立された規格で、主に北米で使用されています。
最新のAPI規格は、ガソリンエンジン用の「SN」およびディーゼルエンジン用の「CK-4」です。

2.【ACEA規格】
欧州自動車製造者協会(ACEA)によって設立された規格で、主にヨーロッパで使用されています。
最新のACEA規格は、ガソリンエンジン用の「Cシーケンス」およびディーゼルエンジン用の「Eシーケンス」です。

3.【JASO規格】
日本自動車標準化連合(JASO)によって設立された規格で、主に日本で使用されています。
最新のJASO規格は、高い摩擦特性を持つ「MA」および低い摩擦特性を持つ「MB」です。
「MA」は粘度の違いによって「MA」「MA1」「MA2」の3種類に分かれています。


次に「粘度」についてご紹介いたします。

エンジンオイルの粘度は、オイルの流動性を示す指標で、温度により変化します。
一般的に、粘度は「SAE粘度」で表されます。

SAE粘度は、米国自動車技術会(SAE)が定めた、自動車用エンジンオイルの粘度を表す分類表記です。
数字と文字の組み合わせで表され、例えば「5W-30」のようになります。
数字は「低温時の粘度」を示し、文字は「高温時の粘度」を示しています。

例)「5W-30」の場合
5は低温時の粘度を示し、Wはウィンター(冬季)の略語で、低温時にオイルがどの程度流動するかを表しています。
30は高温時の粘度を示し、高温下でのオイルの抵抗や流動性を表します。

オイル選びの際は、自動車メーカーが推奨する粘度グレードを選択することが最も重要であり、
車両の仕様に合わないオイルを使用すると、エンジンのパフォーマンス低下や故障の原因となる可能性があります。
車両の取扱説明書などをよく確認して、適切なオイルを選びましょう。


いかがでしたか?
エンジンオイルの交換は、大切な愛車と末永く付き合うために
非常に重要なメンテナンスのひとつです。
当店なら、お客様のお車にピッタリのエンジンオイルがきっと見つかります!


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